ほんの少し、だから良い。

 
 何となく居ると何となくしか居られないけれど、一つ目標を持つとそれなりに動き出すものなのだなと実感。時間は不可逆であり、留まるものではないからこそ、その一瞬が貴重なのね。


「たとえば、一年で自分がなしたことを考える。
 そのたった八十倍のことしかできない」
<λに歯がない>

 そう考えると、人生って短い。私はあと、どれくらいのことをなせるのかな。





とりあえず、今、すっごく身に染みている言葉はこれ。


「帰らなきゃいけなかったのに
 いつの間にか夏になった。
 お前らと一緒にいるのがあんまり楽しくてさ」 <時をかける少女>

 うん。本当に。
今のままが良い、と思うのは正しいことなのか。時々、逃げているのではと思うことがある。進むのが嫌だ、と。進まずには、居られないのに。変わらないものは、ないのに。良くも悪くも。でも、そろそろ動かないとだめなんだ。お金も血も水も、留まると腐るだけなのだから。きっと、それは人も同じなのだろう。