椎間板ヘルニアからの脊髄軟化症(梗塞性脊髄壊死)

 先日、実家で飼っていたダックス(4歳、オス、シルバーダップル)がヘルニアを発症。最悪、下半身が動かなくても十分生きられるだろうと思っていた3日後、苦しむこともなく息を引き取った。



6日 午前中は散歩をしていた。午後に急に後ろ足が動かなくなる。触ると非常に痛がる。
7日 獣医へ。ヘルニアと診断される。ネットで軟化症のことを知り、大きい動物病院へ連絡するも遠方のため翌朝連れて行くことに。食欲をなくし、水や牛乳くらいしか口にしない。触ろうとすると痛がって本気で噛みに来る。
8日 午後、検査。軟化症と診断され、長くて1週間と宣告される。
9日 早朝、逝去


 今回、うちのわんこが発病して初めて知った病気だった。トリマの学校に行っていた頃、ヘルニアのことは散々聞かされたけれど、この軟化症については聞いたことがなかった。もしかしたら、聞き逃していたのかもしれないけれど、少なくとも現状初めて直面した病気にネットで詳細を知って愕然とするしかなかった。


 もっても長くて1週間、治療方法はなし。


 ヘルニアにならなければ、発症しない。ヘルニアになっても、そんなに高確率で発症するわけではない。でも、いざそうなると助けることができない。

 だから、ヘルニアにならないようにするというのは本当に大切なことで、なりやすい犬種を飼っている方は本当に気をつけてあげて欲しいと。
ヘルニアなんて人事だったけれど、他人に起きることはいつ自分に起きてもおかしくはないということを身をもって知ったからこそ、皆さんも知っていてください。



脊髄軟化症とは

・脊椎と脊椎の間(椎間)からゼリー状の髄核が変性して突出し、脊髄を圧迫していまい、その部位から下方(尾側)にさまざまな程度の麻痺を起こす。
・髄核の飛び出すときの圧力が強すぎると、脊髄内の血管を破壊し、脊髄が上行性(頭側へ)および下行性(尾側へ)に徐々に壊死していき、早い場合は2〜3日、遅くとも1週間で延髄に達し、呼吸が止まる。
・麻痺が次第に腰から頭の方へ進んで行き、呼吸が止まる
・脊髄軟化症は椎間板ヘルニアの6%で起こる
・手術不適応


軟化症のことを知ったページ
http://oshiete.goo.ne.jp/plus/qa/33745/
http://blog.pelogoo.com/u307m01q/archive/1145497540110416.html

今回お世話になった病院 中山獣医科病院
http://www.nara-nakayamavet.com/